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Yosemite trip 2021 −Covid-19下での滞在−

2021年6月初旬に ヨセミテ 国立公園へ行ってきました。

訪問は2度目で、シーズンも前回同様6月ですが、Covidのために公園内の状況が異なっていること、また気温による滞在経験の違いなどがあったので、今回の経験をまとめることにしました。

気温差による滞在経験の違いについては こちら

※ 大枠の情報については2019年訪問時のブログにまとめていますので、合わせてご確認ください。

ヨセミテ 準備と実際(2019年)

前回の訪問から、ヨセミテが気に入ったので毎年訪問を考えていましたが、昨年はCovidのために断念。

2021年の計画を立てるために昨年から公式サイトで時々情報をチェックしていましたが、流行状況が変わるたびに、公園内の対処策も刻々と変化していたので、今後も変化することが考えられます。

以下の情報は2021年6月時のものであり、現段階の情報については公式サイトでご確認ください。


宿泊、訪問は予約が必要

公園内にいる人数を制限するために、宿泊に限らず、訪問にも許可証(予約制)が必要になっています。

宿泊は施設によって通常の50%までに制限されており、日帰り訪問は一度の予約で3日間有効です。

宿泊は今回もハウスキーピングキャンプでしたが、隣り合う部屋は使えない状態にされていました。

では「人が少ないか」と聞かれると、体感としてはそうでもない感じ…
車が多いからでしょうか?

とはいえ、夏休みに入ってもこのくらいの人なら、逆に例年より過ごしやすいと思います。
そういう意味では、週末や夏休みも混雑しにくいといえ 今年は狙い目かもしれません。

シャトルバス、ツアーバスの運行休止

駐車スペースの問題

公園内のシャトルバス、および、グレイシャーポイント などへ向かうツアーバスは 運行が休止しています。

ワクチン接種が急激に進んだため現在どの職種も人手不足が問題だそうですが ここも同様で、運転手の確保ができていないことが原因だそう。

なんであれ、公園内の移動にバスが使えなくなるため、徒歩、自転車、バイク、車の選択肢しかありません。

公園内の滞在者数は制限されていますが、皆が車を使うとなると混み合うのは必定で、特に今回の状態に対してパーキングのスペースが足りていないため、駐車が非常に困難です

特にハーフドームビレッジ(旧・カリービレッジ)は連日満車で、宿泊客でなければ、日が高い時間帯に駐車するのはほぼ無理であると思った方が良いでしょう。

こういう状況なので 今回、自転車を持ち込むことも考えました。
実際自転車を持ち込んでいる人は多かったです。

もともと自転車を持っていて車で運ぶことが常の方はそれでいいのですが、まず自転車がない状態の私たち…

このためだけに買うのはちょっとと思うし、公園内のレンタルは1日1台$40。
二人で$80と高く感じられます。

画像は公式サイトより
lascoota

そこで選んだのが、キックスケーター。

本当は電動アシストが自分たちにはベストだと思いましたが、日程に間に合わなかったので普通のスケーターにしました。


公園内はアップダウンがそれほどないので、坂道で使う必要性がないことと、一台$70未満で2日自転車をレンタルしてもお釣りがくるくらいのお値段。
そして、車専用の外付けホルダーがなくても 折り畳んで車に乗せ持っていける大きさと、持って歩けるくらいの重さ。

実際使ってみて、スピードもほどほどでるし、それほど大変ではないし、歩くよりずっと早くて結構便利でした。

今後は近所で使ってみるつもりです。

ハイキングトレイル選択の必要性

ツアーバスも運行していないため、グレイシャーポイントなど 離れたスポットへは車を使う必要があります。


訪問だけなら車が使える方には何の問題もないのですが、問題はトレイル目的で利用を考えていた場合。

グレイシャーポイント経由のパノラマ・トレイルやフォーマイル・トレイルなどは スタートとゴールが違うので、車で訪問すると車が置き去りになってしまうため ツアーバス利用が必須です。

ツアーバスが使えないとなると、往復でハイキングしなければならなくなりますが、その場合12時間超のハードコースになります。

トライしたいトレイルへのアクセスが現状どうなっているかを確認した上で、実際選ぶコースを検討することをお勧めします。

無料の自転車レンタルサービスがスタート

6月〜10月の間 無料で自転車が借りられるサービスが始まっています。

施設が集まっている公園内部は、自転車で十分移動できる大きさであり、自転車用のハイクロードも充実しているので、バスが使えない現状では、助けになる方も多いかもしれません。

無料の自転車レンタルでは、以下の特徴があります。

Bike kiosk は紫でマークした 2つの場所(公式サイトより)
  • bike kiosk2箇所(ビジターセンターとビジターパーキング)でレンタルできるが 総台数は50台
  • レンタル可能な時間は2時間まで
  • 借りた場所へ自転車を返さなければならない
  • 利用には、アプリをダウンロードし、氏名や住所などの情報を登録する必要がある

ということで、課題として、

  • ヨセミテ ・ビレッジ周辺以外の宿泊客(カリービレッジやキャンプサイト泊など)、日帰り客にとっては、レンタルスポットまで結局移動しなければならない
  • 2時間以内元の場所に戻さなければならないため、トレイルヘッド入り口に置いてハイキングするなど 放置時間が長い場合は使えない
  • 台数が少ないため、当てにしていても借りられない可能性がある

という点があります。

ここからみるに、「短い自転車ハイクロードに使う」
あるいは、「公園内のショップやレストラン移動」 
が想定された使い方なのでしょうか。

いまいち使いにくい状況に思われますが、今後台数が増えたり、レンタルスポットが増えれば 使いやすくなるかもしれません。

複数の施設がクローズ

Photo from google maps

ミュージアムなどの閉鎖空間の施設やショップ、レストラン、洗濯サービス、各スポットのトイレの一部が閉鎖され使えなくなっています。

乗馬やラフティング等、一部のアクティビティもクローズしています。

感染のリスクや、スタッフの確保などが原因かもしれませんが、通常通り利用できるとは限らないので、狙っていくつもりの施設などは事前に調べておくことをお勧めします。


移動については、ほとんどの人が車を使わざる得ない状況のため、道やパーキングが混み合う恐れはありますが、人数は制限されているので 施設やトレイルは例年の夏場より混み合わずに過ごせるという面で 今年は狙い目かもしれません。