Happy New Year
明けまして おめでとうございます。
本年は1月6日からのスタートになります。
今年も まず第一に「呼吸」を、
そして体を正しく使うこと ーまずは、背骨を整えることー を重視していきたいと思います。
呼吸を 今一度考える
“IBUKI YOGA” と題するように、私のクラスでは元より 呼吸を大事にしていますが、呼吸については 昨年の帰国に際して、気づいたことがあります。
基本的に毎朝ヨガをしていて 旅行中もそれは変わらないのですが、今回の帰国の間、ヨガをできない日が かなりありました。
移動日が多く、宿泊先にはユースホステルも含まれたので、時間的・空間的制限から どうしても行えない日があったのです。
そのことで、毎日やっている時には気づけない、
「できなかったとき」に その日感じる違和感に気づくことができました。
「ヨガができない」ことで一番感じた違和感は何か?
それは、体が硬くなるとか、動きが悪くなるといった 身体的な部分ではありませんでした。
身体的な変化は それなりにあるのですが、多大な変化ではなく、それほど不快感は感じませんでした。
一番の違和感
それは、
なんとなく、クリアでない。
澱があるような、かすむような、明瞭でない感じ。
また、呼吸の深みがない感じもしました。
逆に、ヨガをした日に感じることは、体の清浄感です。
芯が通るような、体の中の明るさや 透明感。
さらに プラナヤマの練習を十分取れると、意識が明瞭で、思考がまとまる感じがあります。
自分が静止して、静まる感じでもあります。
この経験から、ヨガにおけるアサナの意味を捉え直しました。
「呼吸を 通す」
ヨガでは、アサナは「健康体操ではない」と言われます。
「動く瞑想だ」という人もいるし、「呼吸のための練習だ」という人もいます。
私自身 今回の経験から、
アサナで重要なのは、そのポーズを取っている時の筋肉の伸展や強化よりも、
そのポーズで使われている筋肉・関節、使われる身体に、「呼吸を通す」ことではないか と感じています。
振り返れば、時間がない中 なにかを気にかけて行う練習は呼吸が浅く、没頭して丁寧に行える練習では 常にウジャイ呼吸を伴っていて、
同じヨガの練習でも、終了後の感覚が違います。
「呼吸を通す」ことを どう表現すれば伝わるかわかりませんが、
ヨガでは、呼吸の時に、酸素や二酸化炭素以外のものも動いていると考えます。
「プラーナ」
自然の中の あらゆる活動の原動力であるエネルギー。
プラーナは対象に温かさを与え、動きを与えるものとされています。
空気は、呼吸によって 気管や肺にのみ出入りしていますが、プラーナはあらゆるところを出入りしている と考えられます。
ヨガアサナ中に、呼吸とともに、伸ばしている部分や 捻っている部分に 感じられる変化は、プラーナの動きです。
「呼吸を通す」ことは、「プラーナ」と呼ばれるエネルギーの動きを、自分から周囲へ、周囲から自分へと、滞りなく流すこと。
それに当たると思います。
これを色々なポーズで行うことで、体の清浄感が高まっていくように思います。
もちろん、強化や伸展が重要でないわけがないのですが、
この清浄感に比べたら、大きな問題でないように思いました。
体を 安全な方法で使う。
体を バランス/調和の取れる方法で使う。
その正しい使い方を用いて、その部分に 「呼吸を通す」。
その「呼吸」を、プラーナを 体の中に 滞りなく通すために、まず 背骨に芯が通るように 立てられるようにすること。
今年は、これを第一の目標に クラスを運営したいと思います。
本年も皆様と ヨガを楽しんでおこなえますように。
新しいクラスのお知らせ
さて、以下は、お知らせになります。
本年より、プライベート・出張クラスを始めることにいたしました。
ご自宅や職場など、移動時間のロスなく 隙間時間を生かしたい方、ご自身に合った時間や曜日で行いたい方に向いています。
1名でも、それ以上でも(最大人数は要相談)金額は変わりませんので、
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( CLASSのページからも確認できます )
興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。