Yosemite ー気温差による滞在経験の違いー
2021年6月初旬に ヨセミテ 国立公園へ行ってきました。
訪問は2度目で、シーズンも前回同様6月ですが、Covidのために公園内の状況が異なっていること、また気温による滞在経験の違いなどがあったので、今回の経験をまとめることにしました。
今回は気温による滞在経験の違いに焦点をあててまとめます。
Covid-19による2021年の公園内の現状についてはこちら
※ 大枠の情報については前回のブログにまとめていますので、合わせてご確認ください。
前回の訪問から、ヨセミテが気に入ったので毎年訪問を考えていましたが、昨年はCovidのために断念。
2021年の計画を立てるために昨年から公式サイトで時々情報をチェックしていましたが、流行状況が変わるたびに、公園内の対処策も刻々と変化していたので、今後も変化することが考えられます。
以下の情報は2021年6月時のものであり、現段階の情報については公式サイトでご確認ください。
【 気温差による滞在経験の違い 】
訪問時期はほぼ同じにもかかわらず、前回と比べてかなりの気温差があり、そのため 滞在経験に大きな違いがありました。
気温によって過ごし方や準備するものも変わると思うので、ここに記しておきます。
※ 前回も今回も、自炊可能なハウスキーピングキャンプ に宿泊しています
【 2019年 6/2〜6/5 】
最低2〜9℃(35℉〜48℉)/最高16〜25℃(62℉〜78℉)
5月末まで降雨が続き、ヨセミテは降雪もあった。
訪問日直前までグレイシャーポイントロードは積雪で閉鎖されていた。訪問当日にも雷雨あり。
蚊は全く見なかった。
マーセド川は豪流で泳ぐことができない。滝の水量は莫大。
朝晩が寒くライトダウンが必須。電気毛布を使って眠る。
暖かい食べ物を食べたくなる。
保冷バッグに3泊分の食材を入れて訪問。
割当られたベアボックスは、南向きで直射日光が日中当たる場所。
訪問最終日まで自宅から持ってきた氷が残っていた。
【 2021年 5/31〜6/4 】
最低16〜18℃(60〜64℉)/ 最高32〜34℃(89〜93℉)
2月から快晴続き。ヨセミテ内も5月は降雨ほとんどなし。ヨセミテは訪問前日から30℃越え。
蚊が多い。
マーセド川は穏やかで泳ぐことができる(が、冷たい)。滝は前回ほどではないが、勢いがある。
30℃を超えると湿度がなくても、地面からむせるような暑さを感じる。
朝晩も冷え込まず、暑い。ライトダウンが必要ない。
電気毛布の電気をつけずに使うが、暑くて寝汗をかくくらい。
毎日アイスクリームを買わずにいられない。
34℃の日は暑すぎて、いっときホテルのロビーへ避難した。
保冷バッグに4泊分の食材を入れて訪問。
割当られたベアボックスは、北向きで直射日光はほとんど当たらない場所。
翌日午後には氷は溶けていたため、毎日氷を買い足した(氷を買える場所は限られているので注意)
今回の訪問は実際は5月の末日からなので、前回よりも1週間早かったのですが、冬の降雨量などによって 気温に大きな違いがあるようです。
なおかつ、ヨセミテはバレーなので「谷」。
山に挟まれているので、数日の間で温度が高くなったり低くなったり急激に変わりやすく、状況によってはベイエリアの気温と大きく異なることもあります(今回がそうでした)。
高気温の時の野外活動に注意
ハイキングなど日中の屋外活動が多い場合は(というか、ヨセミテに来るのだからそれがメインだとは思うんですが)、最高気温が高い場合は注意が必要だと思います。
今回34℃が最高気温の日は、暑すぎてどうにもこうにもいかず、いっときホテルへ避難しました。
なんか、活動できるような気温じゃなかった…
気温が高い日の11時〜18時の間は、最高気温とさほど変わらない温度が続きます。
個人的には暑いより寒いくらいの方が、ヨセミテは過ごしやすかったと感じました。
正午〜午後の野外活動には熱中症などの危険もあることを考えて、ハイキング計画を立てる段階で「早朝スタートにする」「水を想定より多めに持つ」など 対策を考えておく方が安全かと思います。
平均気温はあくまで目安にしかならないことを意識し、訪問直近の天気予報などを確認しておくことをお勧めします。
過去の気温が確認できるサイトがあるので良ければご参考に →
【 キャンプでの料理 】
食べることが大好きなので、ヨセミテキャンプでも基本的に自炊のつもりで毎回色々用意していきます。
料理の方は皆さん色々工夫されていると思うので、私の料理を紹介するほどでもないと思うのですが、簡単で豪華に見えるスイーツができたので、レシピをシェアします。
S‘more アレンジレシピ
S‘moreは、アメリカでは定番のキャンプスイーツ。
既に日本でもお馴染みですね。
私も何度かやってみましたが、作るのは楽しいのですが、気温が低いとマシュマロを炙った程度ではチョコレートが溶けず、チョコだけ硬くて一体感のない食感になることや、チョコレートとマシュマロの組み合わせが甘すぎることもあって、「すっごく美味しい」という感想にはならなかったというか…
結局 「マシュマロだけで食べた方が美味しいな」となって、マシュマロだけ炙ったりしていました。
ただ、冷蔵品なしで作れるスイーツとして検討の余地があるので、今回もう少し美味しくなるよう自分なりにアレンジして作ってみたところ、相方に好評だったのでレシピをシェアします。
※ ベリー系を使うと甘酸っぱく、バナナなどを合わせるともっと甘く仕上がります。
キャンプにわざわざ洋酒を持参するのは面倒という場合は、飲むつもりのワインをちょっと使うだけで十分です。
※ 加熱の目安は、「フルーツが柔らかくなり、チョコレートが溶けていること」
焦がすとイマイチなので、火力はあまり強くない方が美味しくできると思います。
※ マシュマロが十分に甘いので、チョコレートは70%以上のダークチョコレートを選ぶと甘ったるくなりません。
逆に甘いのが好き、お子様向けなら ミルクチョコレートがむいているかもしれません。
チョコの量を全体的に少なくすると 重くならず アクセントとして生きてきます。
※ グラハムクラッカーとフルーツを下に敷くことで、チョコレートが直火に当たりません。
チョコは高温になると風味が落ちるので、ここはチョコレートオタクとしてこだわりたいポイントです。
写真は再現レシピなのでオーブンで作りましたが、キャンプではファイヤーピットで作って、マシュマロはバーナーなどでごく軽く炙るといいです。
フルーツや洋酒を使ってアレンジ自在です。
よければお試しください☆