Health,  Yoga

運動の習慣は食後を避けて

オンラインクラスを始め、一つの動画に対して 一回のクラスに参加される以上の数でご覧いただいていることがわかりました。

皆さんの反応が見えないこと、そして、ヨガは 行っている人同士の波動ー与え合う影響も大切な要素なので、これを共有できないことは残念ですが、いろんな方と新しく繋がっていけることは ありがたいことだと思っています。

ただ、これまで直接お会いしたことがない方も参加できる状態になった分、参加される方の自主性に任せる部分が大きくなりました。
説明する機会の少ないことは 十分伝わっていない可能性があるように思います。

そこで、今日は あまり詳しく説明してこなかったけれど 重要な注意点について触れたいと思います。


ヨガは空腹で行うもの

以下の画像は、CLASSの情報ページの最後に書かれている項目です。

お願いの2つ目。
ヨガは空腹で行うもの というところです。

消化器に食べ物が入っている状態で行うと、うつ伏せのポーズで腹部の内部に強い圧迫感が起こります。

食べ物が残っている状態の消化器を自分の体重と床からの圧力で圧迫することになり、内臓に負担をかけ傷つける原因にもなります。

ヨガで体を壊さないためにも、食後3時間あけることをお勧めします。
(これは食事内容にもよります。フルーツのみなど 軽いものであれば、間隔が短くてもそれほど負担にはなりません。)

ヨガに限らず、食後に運動を行うことはできれば避ける方いいでしょう。

というのも、場合によって 命に関わるような症状が出る場合があるからです。

食物依存性運動誘発アナフィラキシー

こうに呼ばれる、食物と運動を起因とする アナフィラキシーショックが存在します。

軽微なものは、蕁麻疹、息苦しさ。
悪化すると呼吸困難、血圧低下となり心停止の危険性もあります。

食物アレルギーなんでしょ?
自分には食物アレルギーはない。食べ物でアレルギーを起こしたことはない。

という人も安心できません。

このアナフィラキシー反応は、これまで「アレルギーがない」とされていた人にも起こるからです。

食後2時間以内の運動(入浴も含む)は、この運動誘発アナフィラキシーのリスクを高めます。

ヨガや運動誘発アナフィラキシーに限らず、どの状況下であっても、人体は 食後は消化管に血流を多く割いて、消化活動を優先しようとします。
そこで運動をすると、四肢の筋肉運動に血流をうばわれ、消化に注力することが出来なくなり、結果的に体に負担がかかります。

ヨガに限らず、食後の運動は避けられる状態であれば 避ける方がいいというのが私の見解です。

日本医師会の通信より(クリックで元リンクへ飛びます)

近年、「血糖値スパイク」と呼ばれる 食後の急激な血糖値上昇が問題視され、この改善に食後の運動が良いと言われ始めています。
血糖値の改善には役立つと思いますが、消化吸収に負担がかかる事実は変わりません。
重度の方以外は、食後高血糖を防ぐために、食べ方(食物繊維を含む食材を多く食べる)や食習慣を気をつけること(砂糖や精製された米や小麦など血糖値を上げやすい食材を控える)から始めることをお勧めします。